90°ハイブリッド(2)
今回は、下図のような回路で波形を取ってみた。プローブは「0°端子」と「ISOL端子」
前回と同様、発振器上で100mV印加させ、周波数は40MHzに固定した。
抵抗なし
抵抗あり
結果;抵抗があると「0°端子」のp-p値は小さくなり、抵抗なしだと「ISOL端子」のp-p値は大きくなる。
次に周波数を50MHzに変えてみた。
抵抗なし
抵抗あり
次回は、「90°端子」を「開放」、「短絡」、「51Ωの抵抗を接続」としたとき「IN端子」、「ISOL端子」を見る。そして、(ISOL/IN)[mV]-周波数[MHz]特性のグラフを作り、電力強度を調べていく。
90°ハイブリッド(1)
30MHz~76MHz帯域の90°ハイブリッドの特性を調べる。
まず、一つだけを用いる。発振器から90°ハイブリッドの「IN」に入れて、出力端子である「0°」または「-90°」の端子をオシロスコープで見て、位相が「0°」または「-90°」に出力されているか見る。
発振器を30MHz、100mVに設定して、オシロスコープの結果が以下。
見た感じでは90°ずれているようには見えないが、周波数を大きくしていくとだんだんと90°位相がずれていることが見えてくる。以下は周波数70MHzとした時の波形。
よって、40~60MHzの真ん中くらいの周波数が90°位相がはっきりとずれることを確認できた。
また、振幅が1/√2と言っていた波形はどれなのか確認していきたい。
次に90°ハイブリッドを二つ組み合わせて同じように波形を見た。上記の1個の時とほとんど同じ波形だった。同様の結果も見られた。
同じように周波数を大きくしていくと、90°位相がずれていくことを確認した。
次に90°ハイブリッドを2つ組み合わせた状態で「0°」端子と「ISO」端子をオシロスコープで見た。以下の波形は同様に30MHzを入れた時の波形。
次回は、51Ωの抵抗をGNDと「0°」端子、「ISO」端子につないだ場合の波形を確認しつつ、次の具体的な作業の内容を聞いていきたい。
RFアンプ(5)
RFアンプ素子を乗せる緑基板の回路図を書いてみた。穴の配置が合っていればよいので、穴の後ろから配線しても問題はない。
また、線の太さは最小で0.2mmくらいだと聞いたので、kicadで線の太さを調整しつつ、設計図を作っていきたい。
RFアンプ(4)
「RFアンプ(2)」で示したような回路で波形を見たが、やはり、なにも観測されなかった。
水晶発振器からの出力はRFアンプには入っていたが、RFアンプの出力がでていなかった。
RFアンプ(3)
RFアンプ素子を青基板に取り付け、緑基板に「RFアンプ(2)」に記載してあるように取り付けてみた。しかし、以下の写真のように、配線がぐちゃぐちゃになってショートする恐れがあるため、計測はやめておいた。(また、熱で死んだ可能性が高い)
改善するには、プリント基板加工によって、きれいに作るしかないと考える。簡単な配線なので教わりながらkicadでプリント基板加工ができると考える。