90°ハイブリッド(2)

今回は、下図のような回路で波形を取ってみた。プローブは「0°端子」と「ISOL端子」

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前回と同様、発振器上で100mV印加させ、周波数は40MHzに固定した。

抵抗なし

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抵抗あり

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結果;抵抗があると「0°端子」のp-p値は小さくなり、抵抗なしだと「ISOL端子」のp-p値は大きくなる。

 

次に周波数を50MHzに変えてみた。

抵抗なし

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抵抗あり

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次回は、「90°端子」を「開放」、「短絡」、「51Ωの抵抗を接続」としたとき「IN端子」、「ISOL端子」を見る。そして、(ISOL/IN)[mV]-周波数[MHz]特性のグラフを作り、電力強度を調べていく。

90°ハイブリッド(1)

30MHz~76MHz帯域の90°ハイブリッドの特性を調べる。

まず、一つだけを用いる。発振器から90°ハイブリッドの「IN」に入れて、出力端子である「0°」または「-90°」の端子をオシロスコープで見て、位相が「0°」または「-90°」に出力されているか見る。

発振器を30MHz、100mVに設定して、オシロスコープの結果が以下。

f:id:tokken14mri:20170928141232j:plain見た感じでは90°ずれているようには見えないが、周波数を大きくしていくとだんだんと90°位相がずれていることが見えてくる。以下は周波数70MHzとした時の波形。

f:id:tokken14mri:20170928153127j:plainよって、40~60MHzの真ん中くらいの周波数が90°位相がはっきりとずれることを確認できた。

また、振幅が1/√2と言っていた波形はどれなのか確認していきたい。

次に90°ハイブリッドを二つ組み合わせて同じように波形を見た。上記の1個の時とほとんど同じ波形だった。同様の結果も見られた。

f:id:tokken14mri:20170928152559j:plain同じように周波数を大きくしていくと、90°位相がずれていくことを確認した。

次に90°ハイブリッドを2つ組み合わせた状態で「0°」端子と「ISO」端子をオシロスコープで見た。以下の波形は同様に30MHzを入れた時の波形。

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次回は、51Ωの抵抗をGNDと「0°」端子、「ISO」端子につないだ場合の波形を確認しつつ、次の具体的な作業の内容を聞いていきたい。

RFアンプ(3)

RFアンプ素子を青基板に取り付け、緑基板に「RFアンプ(2)」に記載してあるように取り付けてみた。しかし、以下の写真のように、配線がぐちゃぐちゃになってショートする恐れがあるため、計測はやめておいた。(また、熱で死んだ可能性が高い)

改善するには、プリント基板加工によって、きれいに作るしかないと考える。簡単な配線なので教わりながらkicadでプリント基板加工ができると考える。

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RFスイッチ(3)

発注してもらう予定の緑基板にRFスイッチ素子を取り付け、青基板にSMAコネクタを取り付けた場合のスケッチをしてみた。

また、上の真ん中の回路はスイッチ動作を検証するための回路であり、今回はこれを製作する。

緑基板の裏面における抵抗は斜めについているが、実際のところ、付けられるかどうかわからないので実物を見て判断していきたい。

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RFアンプ(2)

RFアンプの入出力の間には、1000pF程度のコンデンサを挟む

また、電源安定のためにVccとGNDの間にも1000pF程度のコンデンサを挟んでおく

前回の回路図を改良したのが以下(前回の回路図のIN,OUT部分に1000pFのコンデンサをつないだだけ)

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