アンプ特性(3)
まず最初に既存のBPF+AMP+BPF+AMPのフィルターのグラフを示す。
メールで送られた確認事項を計測しようとしたところ、LPFのコイルが導通しなくなってしまい急遽作り直した。しかし、必要な100nHはないため、82nH+18nHで作ってみた。HPFと組み合わせてBPFにしてグラフにしたものが下図
ついでにAMPも組み合わせて計測しものが下図
結果としてAMPを通しても変化しなかった。
ここでメールの確認事項を行ってみた。
1.電源供給について
テスタで5番と2番を計測したところ、DC5Vが供給されていることはわかった。
2. ICが壊れている可能性はないことを確認
既存のICを取り付けたところ上と同じ波形を得た
3. 6番ピンをオシロスコープで計測
以下の写真のようになった。発信器の周波数100MHz、電圧200mVに対してオシロスコープでは以下のようになった。
これから、もう一回作り直した方がいいのか、いまのAMPでは何が悪いのかどちらかを検討していく
自分は以下の写真のように6番ピンを入力、3番ピンを出力に決めた。しかし送られてきた既存のフィルターの写真では1番ピンが入力で4番ピンが出力だった。
次回は電源に並列なコンデンサを取り付けた新しいフィルターを作ってみる
フィルター動作確認(3)
結果をグラフにして表す。横軸を周波数[MHz]、縦軸を[dB]とした。また、回路図は以下のものを基準にして行った。
・既存のフィルター:グラフは以下の通り
・HPFのみの結果
・回路図における100nHの部分を既存のフィルターのものとは違う100nHを使用したLPFのみの結果
・回路図における100nHの部分を既存のフィルターのものとは違う100nHを使用したLPF+HPFの結果
・回路図における100nHの部分を10nH+82nH=92nHを使用したLPFのみの結果
・回路図における100nHの部分を10nH+82nH=92nHを使用したLPF+HPFの結果
フィルター動作確認(2)
動作確認をさせた。
まず、既存のもので行ってみた。(LPF+HPF)
signal generatorが4MHzのとき
70MHzの時
常に一定だった。
次に、MLK1005SR10JTの100nHがあったので、それを使用した。しかしこれは定格電流が100mAで、使おうと思っていたものは50Aである。
LPFのみ10MHzのとき
100MHzのとき
120MHzのとき
なだらかに減少していた
LPF+HPFとして60MHzのとき
100MHzのとき
120MHzのとき
なだらかに上昇して減少していた
次にLPFの100nHの部分をMLK1005S10NJTの10nHとMLK1005S82NJTの82nHを使って、行ってみた。また、MLK1005S56NJTの56nHはなかったため実験はしていない。
LPFのみ
110MHzのとき
180MHzのとき
一定だったが小さく出ていた
LPF+HPFとして100MHzのとき
180MHzのとき
一定だったが小さく出ていた
フィルター動作確認
図中のLPFとHPFに分けて実験を行った。
HPFのほうはうまく出力したが、LPFのほうがうまく出力されなかった。原因としてはコイルが熱により導線状態になってしまった。再度作り直そうと思ったら、もともと5つしか100nHのコイルが残っていなかったので二つしか残っていなかった。解決策として、コイルを直列つなぎまたは並列つなぎにして100nHを作り出す方法がある。しかし、数値が決まっている既存のコイルでは難しい。
型番;MLF1608DR10J インダクタンス;100nH
フィルター作成
今回は青い基盤を使ってフィルターの作成を行った。完成したのが下図。
左がLPF,右がHPF
次回はこれが実際に作動するか確かめる必要があるのでそれぞれ実験をした後、組み合わせて実験をする。