90°ハイブリッド(1)

30MHz~76MHz帯域の90°ハイブリッドの特性を調べる。

まず、一つだけを用いる。発振器から90°ハイブリッドの「IN」に入れて、出力端子である「0°」または「-90°」の端子をオシロスコープで見て、位相が「0°」または「-90°」に出力されているか見る。

発振器を30MHz、100mVに設定して、オシロスコープの結果が以下。

f:id:tokken14mri:20170928141232j:plain見た感じでは90°ずれているようには見えないが、周波数を大きくしていくとだんだんと90°位相がずれていることが見えてくる。以下は周波数70MHzとした時の波形。

f:id:tokken14mri:20170928153127j:plainよって、40~60MHzの真ん中くらいの周波数が90°位相がはっきりとずれることを確認できた。

また、振幅が1/√2と言っていた波形はどれなのか確認していきたい。

次に90°ハイブリッドを二つ組み合わせて同じように波形を見た。上記の1個の時とほとんど同じ波形だった。同様の結果も見られた。

f:id:tokken14mri:20170928152559j:plain同じように周波数を大きくしていくと、90°位相がずれていくことを確認した。

次に90°ハイブリッドを2つ組み合わせた状態で「0°」端子と「ISO」端子をオシロスコープで見た。以下の波形は同様に30MHzを入れた時の波形。

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次回は、51Ωの抵抗をGNDと「0°」端子、「ISO」端子につないだ場合の波形を確認しつつ、次の具体的な作業の内容を聞いていきたい。